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講義No.10418

スノーケリングにおける安全学習教材の開発

海での活動のすばらしさと危険性への備え

 海は、海洋スポーツ・レジャー・レクリエーションの場として活用されており、活動の一つにスノーケリングがあります。スノーケリングは、水面に浮かんで水中生物や水中の景観を鑑賞し、撮影したり、カメやイルカと遊んだりといった、陸上では味わえない体験が可能ですが、特有の危険性が含まれています。スノーケリング中の事故原因では、80%が溺水、8%が流されて帰還不能と示されています。海の活動での危険性に備えるためには、知識や技術、活動前の情報収集、器材や服装などのさまざまな備えが必要です。

スノーケリングにおける安全学習教材とその内容

 海の活動での安全性向上のための取り組みとして、スノーケリングにおける安全学習教材があります。「一人で行動しない」「グループで行動し、お互いに位置や安全を確認しながら活動する」「体調を整え、健康状態を確認してから活動する」「浮力確保や体温低下の対策として、肌の露出が少ない服装、浮力のあるスノーケリング・ジャケットやウエットスーツを着用する」「危険な生物についての知識を備える」「応急処置の方法を身につけ、救急キットを準備する」「自分の技量や健康状態に合った控えめな行動をとる」「海況が悪いときは、絶対に海に入らないようにする」「波や流れ、水温、透明度、天候やその変化にも注意し、安全な水域で活動する」などが示されています。

海と人間のよりよい関係の構築をめざして

 海での活動における安全性向上をめざして、海の安全に関連する公的団体、任意団体や指導者養成機関等による教材の提供などの安全教育の側面と、小型船舶におけるライフジャケット着用義務化などの安全管理の両面から取り組みが進められています。
 海での活動は、自然体験を通じた教育効果、スポーツを通しての自己実現、海洋リテラシーの向上などさまざまな効果が認められます。海洋と人間のよりよい関係の構築をめざして、多様な実践的な取り組みや実証的な研究が求められています。


この学問が向いているかも 海洋政策文化学

東京海洋大学
海洋生命科学部 海洋政策文化学科 教授
千足 耕一 先生

メッセージ

 海と人との関係について、政策・産業・文化という3つの切り口から、国際的・学際的な視野をもった広い知識を修得すると同時に、理解し考えるための思考力を育てる教育を実施します。その対象は、法律、経済、人文社会学、教育学、環境倫理、科学論、海洋スポーツなど、多岐にわたります。講義によって知識を得て、調査や実習を通して現場の事実を体験的に学び、得られた知見を議論によって深めていくことにより、海洋をめぐるさまざまな課題を政策的に解決する実践力を身に付けます。充実した学生生活を本学科で過ごしてください。

先生の学問へのきっかけ

 体育・スポーツの指導者をめざしていましたが、大学での野外運動に関する実習で大きな刺激を受け、海のスポーツ・レクリエーションにのめりこみました。その頃、海での仕事が産業中心から海の多面的な利用へと変化し、海洋スポーツや海洋性レクリエーションにも目が向けられ、自分が働ける職場ができたと思いました。現在は海をはじめアウトドアの体験を通した教育で、自然という非日常の世界で育まれる能力や感性によって、変化する外界への適応力を育てつつ、海と人間の関係をスポーツやレクリエーションという視点から研究しています。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

食品製造業商品企画/水産企業マーケティング/水産商社営業/小売業販売支援/官公庁政策立案/公社・団体事業企画/教育機関教員/保険・金融商品企画/出版・マスコミ編集/物流情報管理

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千足 耕一 先生がいらっしゃる
東京海洋大学に関心を持ったら

 東京海洋大学は、全国で唯一の海洋にかかわる専門大学です。2大学の統合により新しい学問領域を広げ、海を中心とした最先端の研究を行っています。海洋の活用・保全に係る科学技術の向上に資するため、海洋を巡る理学的・工学的・農学的・社会科学的・人文科学的諸科学を教授するとともに、これらに係わる諸技術の開発に必要な基礎的・応用的教育研究を行うことを理念に掲げています。

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