夢ナビ夢ナビは、さまざまな言葉をデータベースから検索・閲覧し、将来の進路を決める“きっかけ”を提供します。

検索結果一覧へ戻る

講義No.10248

英語の「ロジック」を知って世界への扉を開く

アメリカ人がやたらと質問してくるのはなぜ?

 アメリカ人と会話をしたことがある人なら、こちらが何か言うたびに理由を求められ、閉口してしまった経験があるはずです。「今日はカレーが食べたいな」と言っただけで、「なぜ?」と聞かれ、「あの俳優はカッコいい」に対しては、「どうカッコいいの?」と聞かれます。これは、日本語と英語の「心の習慣」の違いによるものです。すべての言語には「心の習慣」があります。その話者が無意識的に従っているコミュニケーションの作法です。

「腹芸」の日本語

 日本に来たばかりのアメリカ人の先生が「私のペン見なかった?」とたずねたら、生徒全員がいっせいに立ち上がってペンを探し始め、びっくりしてしまったという話があります。日本人は、常に言葉の裏にある相手の「本音」を察しようとします。ときに「建前」の「ウソ」を言うこともあります。海外の日本研究者は、これを日本人の「腹芸」と呼んでいます。言葉を超えた「腹」による「察し合い」のコミュニケーションが日本語のコミュニケーションであり、私たち日本人が持つ「心の習慣」です。

英語の「心」である「ロジック」を知ろう

 英語の「心の習慣」は「ロジック」です。英語コミュニケーションのもっとも基盤にあるのは、「他者意識」です。つまり、「IとYouはわかり合えない」という前提です。お互いにわかり合えないからこそ、言葉を尽くしてわかり合おうとします。言葉を信じず「腹」でコミュニケーションしようとするのが日本語話者、どこまでも言葉を信じ、「ロゴス」でコミュニケーションを図ろうとするのが英語話者と言ってもいいでしょう。先の「なぜカレーが食べたいの?」や「その俳優はどうカッコいいの?」という問いに答えられないとしたら、その発言は英語の世界では、無責任な放言です。いくら英単語を覚え、英文法を勉強しても、英語の「心」である「ロジック」を知らなければ、アメリカ人と正しくコミュニケーションすることはできません。「ロジック」を知ることが、英語学習の第一歩なのです。


この学問が向いているかも 英語コミュニケーション、アメリカ研究

関西国際大学
国際コミュニケーション学部 英語コミュニケーション学科 准教授
横山 雅彦 先生

先生の著書
メッセージ

 私は今、アメリカ研究者として、アメリカ思想史や文明論の研究をしています。最初からアメリカを研究しようと思っていたわけではありません。中学の頃から英語の音に魅せられ、両親に買ってもらった教材を、擦り切れるまで何度も聞いて、ひたすら音読を繰り返しました。いつか英語も私のことを大好きになってくれ、英語が私の道を切り開き、私をアメリカ研究へと導いてくれました。あなたも、どうか大好きなことに一生懸命打ち込んでみてください。きっとそれがあなたの生きる道、のびやかでおおらかな自分だけの学問につながるはずです。

先生の学問へのきっかけ

 初めて英語を習った小学六年生の時は、文法規則が覚えられず英語がとても苦痛でした。その後、中学一年生で出会った英語の先生は、まずは英語の発音の楽しさを教えてくれました。おかげで大好きになった英語に本気で打ち込む内に、心の底からアメリカという国やアメリカ人を知りたいと願うようになりました。
 そして現在、アメリカ研究者として活動しています。それは全身全霊で英語を求める内に、いつのまにかそうなっていたという感覚です。また同時に英語コミュニケーションについての本もたくさん書いています。

研究室
大学アイコン
横山 雅彦 先生がいらっしゃる
関西国際大学に関心を持ったら

 関西国際大学の特色は、確かなる「教育力」。教室内での学びは勿論、体験を通じて成長を実感できる学びのシステムがあります。「グローバルスタディ」では海外体験や学習の機会を豊富に設けています。また、「サービスラーニング」では地域貢献活動を通じて、活動の“振り返り”を重視しながら体験と知識を総合化することを学びます。何を学んだかでなく「何ができるようになったか」、一人ひとりがまず体験して、気づき、学び、夢に向かって輝いていく。確かな未来をつかむために4年間「ワクワクドキドキの体験」をはじめてみませんか。

TOPへもどる