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講義No.10181

アスリートを医学的に支える「アスレティックトレーナー」

メディカル分野でアスリートをサポート

 スポーツトレーナーとは、アスリートが最高の状態で競技に参加できるようサポートする人のことを指します。なかでも、アスレティックトレーナーは医師や指導者と連携して、選手の健康管理やけが予防、応急処置、リハビリテーションなどを行うメディカル・コンディショニング分野の専門家です。アスリートは、ただけがが治ればいいわけではなく、パフォーマンスをできるだけ落とさず、けがを再発させないようにしながら復帰する必要があります。
 例えば、野球のピッチャーが肩を痛めた時、負担がかかっている肩だけにケアやトレーニングをするのでなく、体幹を安定させ、胸椎(きょうつい)を回して投げるなどの指導をすることで肩への負担を軽減でき、痛みの改善と再発予防につながります。

けがの原因に関する正しい知識を提供

 けがのリスクを軽減するためには、けがの原因を把握することが必要です。どのような人や運動でけがのリスクが高まるのか、という正しい情報を知るためには、選手の状態を記録し、データを分析するといった医学的な観察の蓄積が必要です。
 一般的に、けがの予防には「柔軟性がある方が良い」とか「扁平(へんぺい)足はよくない」などと言われます。しかし、体の硬い選手だけが肉ばなれなどのけがをするわけではなく、柔らかくし過ぎてパフォーマンスが落ちることもあります。また、扁平足よりも甲が高くて硬い足の方がけがをしやすい競技もあります。つまり、それぞれのけがや競技ごとに、正しい情報が何かを調べ、伝えることが重要です。

広がるトレーナーの活躍の場

 このように、トレーナーには骨や筋肉といった運動器に関する専門的な知識が不可欠です。けがの予防やけがからのスムーズな復帰を考えるとき、その手法によっては選手の実力をさらに伸ばす可能性もあるほどです。
 この知識と技術はアスリートだけでなく、一般の人たちにも効果的です。スポーツ愛好家や高齢者の運動をサポートするパーソナルトレーナーも注目され、活躍の場はどんどん広がっています。

参考資料
1:「アスレティックトレーナーの活動範囲」ほか

この学問が向いているかも スポーツ科学、スポーツ健康学

中京大学
スポーツ科学部 トレーナー学科※2021年4月設置予定(届出手続中)/内容は予定であり変更になる場合があります 准教授
倉持 梨恵子 先生

先生の著書
先生がめざすSDGs
メッセージ

 スポーツには人を感動させる力があります。それを支える立場にも大きな喜びがあり、選手の頑張りや努力を決して無駄にしないという思いや達成感があります。トレーナーとしての学びは、けがの予防や効果的な回復など、健康に関することなので、スポーツに対してだけでなく、教養としても多くの場面で役立ちます。
 また、トレーナーに関する実践や研究をするのにあたって、トップアスリートを含む多くの選手がいる中京大学はあなたの成長にとって最高の環境です。未来のスポーツを支えるために、一緒に楽しくトレーナーをめざしましょう。

先生の学問へのきっかけ

 小学生の頃は背が高く、バスケットボールに誘われて始めました。ところが中学生で実力に限界を感じ、マネージャーとなり、高校でも続けました。けがをした選手を病院に連れていくなど、選手のサポートをすることにやりがいを感じ、トレーナーに興味が湧きました。大学はスポーツ科学科に進学し、アメフト部にトレーナーとして所属しました。当時はまだトレーナーの事を学ぶ環境は少なかったのですが、部活動を通じてたくさんの事を経験し、研究を通じてもっと深く学び、多くの人に周知していきたいと考えたことが今につながっています。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

プロスポーツチームトレーナー/メディカルフィットネストレーナー/パーソナルトレーナー/体育施設管理者/高校部活動トレーナー/大学専属トレーナー/大学教員/高校教員/スポーツ用品販売員など

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倉持 梨恵子 先生がいらっしゃる
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 中京大学は10学部を擁する総合大学です。
 中京大学ではそのスケールメリットを活かした履修システム(学部の枠を超えた他学部専門科目履修システム)やキャリアサポート・留学サポート・資格取得サポートなどのプログラムを提供しています。中京大学では、成長の好循環を生み出す3つの場(経験を通じて自らの可能性に気づく「気づきの場」、目標を持って専門性を身につける「学びの場」、そして身につけた知識を社会に活かす「実践の場」)を提供し、自ら行動し成長する人材を育成します。

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