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講義No.10092

人の夢を具現化するマーケティング

現実と理想の間に生きる

 私たちは物理的にはもちろん、現実の中に生きていますが、気持ちとしては、現実と理想(あるいは夢)の間に生きています。言いかえれば私たちは現実にいながら、常に理想の自分を想像し、それを追い求めているものでしょう。理想があるから今の自分があるということもできます。その理想とは、「将来こんな仕事につきたい」といったような大きなものから、「昼は美味しいものを食べたい」といったような小さなものまでいろいろです。いずれにしてもそのような人が 抱く理想を実現しようとするのが、マーケティングです。

理想の具現化

 部屋の消臭芳香剤で考えてみましょう。消費者の理想を知るべくその気持ちを聞いてみると、彼らは「窓を開けると風が吹き込んできたような爽やかな部屋」が欲しい、とわかったとします。そこで、消臭芳香剤でもただ臭いを消すものとしてだけではなく、「吹き込んできた風が部屋全体を爽やかにする」というイメージをもとにコンセプトを立てたとすれば、「風の流れ」や「透明感」「爽やかさ」などを具現化した、消費者がその理想により近づくことのできるような商品をつくり提供できることになるでしょう。

理想の未来像からたどる

 今、私たちは当たり前にスマートフォンを使っています。きっと20年後には通信・コミュニケーション手段は全く異なる形になっているでしょう。今からその未来の姿を正確に予想するのは不可能です。しかし、人々がどんなライフスタイルで毎日を過ごすのが理想的かと想像することで、現在の延長線上にはない新しいアイデアが出現する可能性があります。
 これは「ビジョニング」という考え方です。近年の地方創生という大きな課題でも、現在の延長線上としての未来ではない、より理想的な未来とは、という視点に立てば、今すべきことがより明らかになるでしょう。ここにもマーケティングが果たすべき役割があります。


この学問が向いているかも マーケティング、経営学

公立鳥取環境大学
経営学部 経営学科 教授
磯野 誠 先生

先生がめざすSDGs
メッセージ

 高校生の間は、受験勉強のように学ぶことのほとんどにおいて、「正しい答え」を見つけることが求められます。しかしでは、何かの何かの課題が与えられたときその正解を見つけるというよりも、「より良い答え」を見つけることが求められることがよくあります。マーケティングとは、「正解」を導き出すことよりも、「より良い答え」を導き出す仕方を学び実践することです。高校までの勉強が得意でなくとも、社会ではマーケティングで大きく活躍する人はたくさんいます。あなたもそうかもしれません。あなたもぜひ楽しみにしてください。

先生の学問へのきっかけ

 ものづくりが得意であったために大学ではデザインを学び、実際に卒業後デザイナーとして働きました。働く中で、デザインを使う側の人すなわち消費者の心理に強く関心を持つようになり、そのような問題を扱うマーケティングというものを知るに至りました。そこで大学院で本格的にマーケティングを学び、並行して仕事でもデザインだけでなくマーケティングもおこなうようになりました。そのことにより、消費者にとってより魅力のある商品やサービスを創ることができるようになり、マーケティングの重要性を実感するに至りました。

先輩たちはどんな仕事に携わっているの?

広告代理店/リゾートホテル運営会社企画/メーカー・大手小売マーケティング/教育機関企画/大手飲食事業会社マーケティング

大学アイコン
磯野 誠 先生がいらっしゃる
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 平成27年4月、公立鳥取環境大学として新たなスタートを切りました。環境学部環境学科と経営学部経営学科を設置し、2学部2学科体制により「人と社会と自然との共生」の実現をめざしています。
 小規模大学だからこそできる学生一人ひとりを大切にした学生生活で、また、多文化交流空間「英語村」の設置や、就職支援も充実しています。
 大自然に囲まれた魅力ある公立鳥取環境大学で、ぜひ一緒に充実した学生生活を送りませんか。

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