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子育て絵日記に学ぶ乳幼児家庭の発達心理学

高校1年生 とても楽しかったです!
高校1年生 実際の映像や絵日記から、子供の心理と行動の発達だけでなく、親の心理と行動の変化も分かるということが分かりました。貴重なお話ありがとうございました。
高校2年生 実際の自分や自分のお子さんの映像を流してくださったことで、とてもわかりやすかったです。
高校1年生 発達心理学の講義を受けてもともと心理学に興味があったのですがさらに興味が湧きました。貴重なお話をありがとうございました。
高校2年生 乳幼児の発達していく様子がわかった。
高校1年生 実際の絵日記を交えた講義でとてもわかりやすく面白かったです。ありがとうございました。
高校1年生 発達心理学に関する興味が湧きました。
高校1年生 子どもの成長とともに親も成長しながらお互いに絆を深めるられるのて、子育ては親にも有益だと思いました。
高校2年生 楽しく聞けました。
高校1年生 子供は大人が教えることだけでなく、自分自身で学ぶことも多いということがわかりました。
高校1年生 面白い授業でした!関心を持つことが出来ました。
高校1年生 先生の実際のホームビデオや絵日記など、リアルティーがあって想像しやすくわかりやすかったです。
高校2年生 ありがとうございました。
高校2年生 とてもいい話を聞くことが出来ました。

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関心ワード
  • 心理検査 、
  • 子育て 、
  • 育児 、
  • 発達 、
  • 日記 、
  • 心理学 、
  • 子ども

講義No.g010006

子育て絵日記から読みとれる「子どもの心の発達と育児のリアリティ」

子どもの心の発育度を測定する

 子どもの知能や発達の状況などをアセスメントする検査を、児童用心理検査といいます。心理学をベースに、専用の器具や写真・図版などを使った検査を通して、知能の発達に凸凹はないか、感情のコントロールができるか、抱えている不安はなにかなど、子どもの心の発育の度合を心理診断します。主に児童相談所や病院などに所属する心理職者が担当し、検査内容は専門的なもので構成されています。

子育て絵日記に描かれた発育の状況

 検査とは別に、保護者が書いた子育て絵日記(個人的ドキュメント)からも、子どもの心の発達を知ることができます。ある家庭では、子どもが誕生してから幼稚園に入園するまで、毎日子育て絵日記をつけていました。発語がない状態から、徐々に意味のある言葉を話し、言葉を通した複雑なコミュニケーションができるようになるまでの変化が、ありありと描かれています。また「物をつかんで投げる」という動作を繰り返すうちに、物によって転がり方や音の鳴り方が違うことに驚く姿も描かれています。これは発生的認識論という有名な心理学の論文を書いたピアジェという学者が、「感覚-運動期」と分類した発達段階の特徴です。保護者に心理学的な知識がなくても、子どもに起こった印象的な出来事を絵日記に記すことで、学術的な理論を裏付けることにつながったのです。

リアルな子育ての姿も

 この絵日記には、保護者の心理や行動の変化も描かれています。育児を一人で抱え込む「ひとり育児」によって育児ノイローゼのようになる母親のつらさや、当初は子育てを後回しにしていた父親が徐々に育児に参画し、子どもとの絆(きずな)が強くなることで親としての自覚を持つようになるまでの発達もわかります。
 こうした絵日記は、研究に生かすためのサンプル数が不足しており、一般化はできません。しかし、子どもの心の発達のプロセスや、家庭での育児の様子がリアリティをもって示されていることから、学術書や研究論文を補う貴重な資料になり得るのです。

この学問が向いているかも 子ども学、発達心理学

名寄市立大学
保健福祉学部 社会保育学科 教授
糸田 尚史 先生

メッセージ

 私は、児童相談所の心理判定員をしていた時代に数多くの子どもたちと接してきました。なかには失敗したことや難しい出来事もありましたが、一人ひとりの子どものことを、それぞれに固有の存在として理解しようとしてきました。
 「子ども学」や「心理学」を学ぶには、人間が好きであることと、対象となる人の中に不思議な点や面白い点を見出す視点を持つことがとても大切になります。

先生の学問へのきっかけ

 小学生の頃からクイズが大好きで、クイズの本を読むだけでなく、自分で新しいクイズを考えてクラスメートに出題していました。そして同じ問題でも、人によって答えが変わったり、答える分野が違ったりすることに興味を抱きました。やがて相手に問題を出し、答えをもとに何かを考える仕事をしようと思い、さまざまな心理テストを行う心理職を志しました。大学で心理学を学んで児童相談所に就職し、20年間、子どもの心の発達をアセスメントしてきました。今も、週に1回は子ども家庭支援センターで知能検査や教育相談に携わっています。

大学アイコン
糸田 尚史 先生がいらっしゃる
名寄市立大学に関心を持ったら

 「ケアの未来をひらき、小さくてもきらりと光る大学をめざす」名寄市立大学では、保健医療福祉の連携と協働、少人数教育の実践、地域社会の教育的活用と地域貢献に、基づく教育・研究を進め、教養教育の充実を図りながら社会に貢献できる職業人の育成に努めています。
 人口減少、少子高齢化が進む中、地域の活性化に少しでも貢献できるよう、本学の総合的専門職養成大学の特徴を生かした保健・医療・福祉・保育(子育て)・食育の観点から産学官の連携を図り、課題解決に向け取り組んでいます。