一覧へ戻る

認知症のある人に作業療法は何するの?

高校1年生 いい話だったと思います。
高校3年生 分かりやすかったです。
高校1年生 作業療法について知れて良かったです。
高校1年生 もともと興味がなかったけど、講義を聞いて興味をもつことができました。
高校1年生 作業療法については今まであまり知る機会がなかったので今回の講義で学ぶことができて、とてもタメになりました。
高校2年生 作業療法の仕事がどんなものなのか今日まで知らなかったけれど、今日の講義を聞いて認知症の人と一緒になって行動したりして、少しずつ認知症の症状を軽くしていくのだということが分かりました。
高校3年生 作業療法、は、その人自身の力が出せるようにするために自らが提案して活動を促すものだと知れた。
高校1年生 作業療法士という学問を知れて、良かったです。ありがとうございました。
高校2年生 認知症でも昔のことを覚えているから、その事を思い出させるという方法があるとは知りませんでした。とても、興味深かったです。
高校1年生 楽しかったです。
高校1年生 認知症のことを少しは理解できたと思います。
高校2年生 作業療法は科学的というより患者さんと向きあうことが大切なんだと分かりました。
高校1年生 認知症ある人への接し方や、もし、周りの大切な人が認知症と判断された時には、今日習ったことを生かしたいなと思いました。そして、自分の職業選択の中に、作業療法を入れたいなと思いました。
高校2年生 とても楽しい講義でした。
高校1年生 知り合いで認知症の人がいるので今日聞いた内容をその人と関わる上で生かせたらいいと思います。
高校3年生 作業療法士の働く所の広さを知りました。とても良い時間になりました。
高校1年生 作業療法に興味がわきました。
高校2年生 認知症の人の症状を通して、作業療法士の仕事について知ることができました。
高校2年生 認知症を患っている方達に寄り添って少しずつ治療をしていく大変さや認知症に対する偏見が世の中にあるということが分かった。
高校2年生 将来この道にすすもうか迷っていたので、すごく参考になりました。
高校2年生 そういう仕事もあるのかとまた理解が広がりました。
高校1年生 作業療法についてさらに関心が高まりました!

さらにコメントを見る

関心ワード
  • 生活支援 、
  • 作業 、
  • 作業療法 、
  • 高齢者 、
  • 認知症 、
  • 家族 、
  • 介護

講義No.g009938

意欲を持って取り組める作業を通して、認知症患者を支援する

増え続ける認知症患者

 認知症になると、同じことを何度も聞いたり、約束を忘れたりするなど、生活の中で小さな失敗を繰り返します。それを周囲に指摘されることで自信を失い、不安やいらだちを感じ、うつ状態になり引きこもってしまうケースもあります。日本の認知症の人は、2025年には高齢者の5人に1人にあたる700万人に達するとされており、その生活支援は大きな社会的課題です。こうした現状に対して、作業療法学の分野では、認知症の人に興味や関心を持てる作業をしてもらうことで、前向きに生活が送れるように支援する研究が行われています。

本人が興味を持てる作業を行う

 とはいえ、認知症の人がすぐに自分の興味や関心のあることを話してくれるわけではありません。周囲に心を閉ざす人も多いため、まずは「回想法」といって、これまでの人生や生活を聞き出すことから始めます。そして、例えば長年家族の料理を作り続けてきた人だとわかった場合、家族や支援者が本人の前で料理をし、徐々に料理への関心を高めてもらいながら、最終的には調理作業をしてくれるように促していきます。作業療法の内容は、本人にとって価値や意味がある作業であることが大事で、そうした作業でこそ失われた自信を回復できるのです。

家族への支援も重要

 患者さんを支える家族への支援も重要です。まずは、「パーソンセンタードケア」といって、認知症の人本人の立場に立って考える姿勢を身につけてもらうことが大前提です。その上で、適切な介護技能を習得してもらいます。例えばトイレに誘導する際は「ここを持って」と声をかけるだけでなく、持つ場所を握らせて誘導するといったテクニックを身につけることで、介護がスムーズになり、家族の負担も軽減されます。また、こうした技能を持つ作業療法士や介護士といった専門職とのつながりを作ることも重要です。専門職が単に技能を教える存在ではなく精神的な支えにもなることで、家族の介護に関する意欲の向上にもつながるのです。

参考資料
1:訪問プログラムの効果検証
この学問が向いているかも 作業療法学

県立広島大学
保健福祉学部 作業療法学科 教授
西田 征治 先生

先生がめざすSDGs
メッセージ

 私が専門としている認知症の人への作業療法では、精神医学や神経内科学といった理系分野の専門的な知識が求められます。しかし、それらは高校卒業後に身につけることができるので、文系の人でも大丈夫です。
 この分野に興味があるなら、高校時代はボランティア活動などを通して、お年寄りや子ども、障がいのある人など、多様な人々と関わる機会を持ってください。その中で、コミュニケーションの技能を磨いていくことが、将来、患者さん本人やその家族の思いを聞いて、相手のことを親身になって考える能力につながっていきます。

先生の学問へのきっかけ

 高校時代に見学した病院で、患者さんがけがや麻痺のある手足を使って、楽しそうに手芸や陶芸などをする姿を見て感動し、作業療法士の道に進みました。大学卒業後は病院に勤務し「行動心理症状」という暴言や介護拒否などで、在宅復帰ができない認知症の患者さんに数多く接しました。そこで、認知症の人の在宅生活の支援策を研究するために大学に戻り、研究者の道に進みます。現在は海外の研究者と情報交換しながら、在宅の認知症の人とその家族のため、行動心理症状を抑え、生活能力を高める治療プログラムの開発研究に取り組んでいます。

大学アイコン
西田 征治 先生がいらっしゃる
県立広島大学に関心を持ったら

 県立広島大学は、教育、研究、地域貢献、国際交流のいずれにおいても公立大学として一級の大学になっています。「主体的に考え、行動し、地域社会で活躍できる実践力のある人材の育成」を目標に、教養教育では、大学4年間の学士課程教育を通じて実施する「全学共通教育科目」を設定するとともに、専門教育においては、教養教育との連携を図りながら、「専門科目」を系統的に設定することにより、バランスのとれた教育内容を提供していきます。