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カント哲学から今の世界を見てみよう

高校3年生 倫理の授業でカントのことを学んだのですがあまり身近に感じられませんでした。ですが、先生の講義を聞いてカントから学べることも身近には色々あることが知れて興味深かったです。
高校1年生 カントの考え方やオカルトに対する見解がよく理解できる内容だったと思う。
高校1年生 カント哲学を通して、宗教に対して論理的に考えられた。また哲学という分野に興味をもてた。
高校1年生 最高です。これからも頑張って下さい。
高校1年生 カントだけでなく、哲学に興味があって、たまに本を読んだりしていたし、より深くカントを知れて、今の社会も自分の目で正しく見れると思う。
高校1年生 今回の講義で、カントのオかルトに対する考え方や先生の考え方を知れて、やっぱり哲学って面白いと思いました。
高校1年生 今まで考えてこなかったような、人の想像力がどれほど大きな力になるのかを令し理解することができました。ほこれる人生とはどんなものかを考えさせられました。
高校1年生 カント哲学からひもとける現代社会やオカルト的な考えはとてもわかりやすく興味深かったです。
高校1年生 カント哲学、おもしろかったです。
高校1年生 哲学について分かった。=(知恵を愛すること)
高校1年生 カントの理性的な批判などを聞いて、より知りたくなった。
高校1年生 私は哲学が好きでこの講義を受けたいと思っていました。人間の存在についてもっと詳しく知りたいなと思いました。哲学への関心が高まりとても楽しかったです。
高校1年生 今までまったく知らなかった哲学について、知ることができました。ありがとうございました。
高校1年生 哲学への関心が深まった。先生の雰囲気がすき。
高校1年生 おもしろいと思いました。
高校1年生 普段あまりなじみのない哲学という分野だけれども、そうやって先生みたいに一生かけて一人の人を研究したりして心に留められる人を私も見つけたいなと思いました。
高校1年生 カントという人物について知らなかったけど、理性的に考える人だと知れて良かったです。死後、霊の世界を根拠とせず、人間として生きることは大切だなと思いました。
高校2年生 昔の人の考えであっても、それか今でも通用するというのは今も昔もさして人は変わらないんだな、と思った。
高校2年生 哲学というあまり日常的に接することのない分野のことを知ることができました。もう少し長い時間聞いていたかったです。ありがとうございました。
高校2年生 カント哲学について今まで全く知らなかったのですが、今回の講義によってよく知ることができました。他の講義とは少し違って面白かったです。
高校1年生 話をきいていくうちに哲学についてもっとよく知りたいと思いました。
高校1年生 今まで死んだ後はどうなるのかなど考えてしまっていたが、もっと目の前の人生に集中すべきだと気付けました。

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関心ワード
  • 理性 、
  • スマートフォン 、
  • インターネット 、
  • 公平 、
  • 信仰 、
  • 道徳 、
  • オカルト 、
  • カント 、
  • 哲学 、
  • 客観性

講義No.g009082

「信じ込む」ことの危険を警告し視野の広い思考を追求したカントの哲学

カントがオカルト本を読んでみた

 18世紀の哲学者カントは『純粋理性批判』をはじめ難解な著作を書いたことで有名です。そんなカントがオカルト本を読み、共感と反発の間を揺れ動いたという話はさほど知られていないのではないでしょうか。スウェーデンボリという人が心霊の世界と交流した体験報告を出版し、カントはそれを読みました。体験報告は真実を教えているか、信仰心や道徳心に与える影響はどうか、などの視点から検討し、結局は批判的姿勢を堅持します。
 哲学とは権威や迷信にとらわれずに自分の頭で考えるということです。けれども、そうなると自分の頭で考えたことをなぜ信頼していいのかが問われてくるでしょう。カントは常にこの問題を考えており、オカルト批判の際にもこの問題に立ち返ります。自分の好みとは違った視点から考えてみる、立場を入れ替えて公平に考えてみる、など、自分の思考の偏りと向き合う、そこでの彼の工夫には、現代に通ずる教訓が少なくありません。

インターネット時代に欠けているもの

 現代はインターネット、スマートフォンの時代です。しかしインターネットで得る情報は、同じ趣味嗜好で固まった、偏ったものになりがちです。またスマートフォンでは短い文章しか視野に入りません。スクロールするうちに前後のつながりが分断され、全体のイメージがつかめなくなります。
 こうした偏りや断片性が、物事に短絡的・感情的に反応する人を増やすことにつながっていると考えられます。立場を入れ替えてじっくり考えてみるというカント的な姿勢の必要性が増しています。

まだまだ残るカントの謎

 カントは理性や客観性というものを重視しましたが、「理性は信頼できるのか」「人間は本当に客観性の視点に立つことなどできるのか」ということも問いました。この問いは、「絶対空間」や「時間の測定可能性」といった物理の問題ともかかわりながら追求されています。カント研究者の中で物理理論にまで精通している人は少なく、自然科学的な知識を用いてカントの問いが読み解かれる日が待たれます。

この学問が向いているかも 哲学

埼玉大学
教養学部 教養学科 教授
高橋 克也 先生

メッセージ

 私は哲学を専攻していますが、もともと文学が好きだったので、授業では文学作品や映画を材料にして登場人物の生き方や選択について考え、議論しています。
 外国文学を読むと、日本人とは背景が違う文化に属する人の喜怒哀楽に触れることができるため、視野が広がっていろいろと考えさせられます。そして、外国の文化や言語、社会科学、自然科学の研究へのきっかけになります。文学が研究への入り口になることもありますから、どんどん本を読むようにしてください。

先生の学問へのきっかけ

 中学高校時代に文学にのめり込み、フランス、ドイツ、ロシアなどの偉大な作家の作品に触れ、人間の喜怒哀楽や悩みを掘り下げた内容に心酔しました。カントに出会ったのは大学2年生の時です。主著である『純粋理性批判』の、難解だけれど理知的で自然科学的な考え方に惹かれました。哲学者は自然科学にも造詣が深いことが多く、カントも物理学に精通していることから、理科系の大学で物理を学び直したこともありました。研究領域はカントの哲学だけでなく、実存主義や中国の五行思想、近世科学史などまで広がっています。

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高橋 克也 先生がいらっしゃる
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 埼玉大学は、総合大学として有為な人材を育成する、首都圏大学として社会とリンクし還元する、世界に開かれた大学として国際交流を推進する、の3つが特色です。TOEIC600点を目標に画期的な英語教育を実施しています。学生諸君が、高度な専門知識に加えて幅広い教養と国際感覚を持ち、社会に貢献することができる市民・職業人に成長できるよう、教育上のさまざまな工夫を施しています。