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家族のための父親の育児支援研究

高校2年生 「ATMパパ」という言葉がとても印象に残りました。お互いがお互いの事を思いあえて支え合える関係になれる人が、良いパートナーなんだということを学べたので、今後に役立てられたらいいなと思います。
高校1年生 ワークライフバランスなどのことを学校の授業よりも深く知ることができて、とても良い経験になりました。ありがとうございました。
高校2年生 育児について父親を考えたことがなかったので新鮮でした。ありがとうございました。
高校1年生 私の父といくつか共通点があり、母と楽しめた。父にはぜひとも“イクメン”になってほしい(笑)
高校1年生 男性も育児に関わるべきだという説明がとても分かりやすかった。
関心ワード
  • 共働き 、
  • 生き方 、
  • 子育て 、
  • 育児休業 、
  • ワンオペレーション 、
  • 育児不安 、
  • 母親 、
  • 女性 、
  • 父親 、
  • 男性 、
  • 育児

講義No.g009879

真の「イクメン」とは? 男性の子育て支援制度が社会の多様性を広げる

共働き家庭の増加が生んだイクメン

 男性が子育てをするイクメンが注目されだしたのは、1990年代後半です。1980年代から男女共同参画社会の創出に向けて女性の進学率や就職率が向上した結果、共働き家庭が増加しました。1980年代には専業主婦世帯数が共働き世帯数の2倍も多くありましたが、1990年代には逆転し、夫婦が協力して育児を行う家庭が増えました。また、1990年代は日本の経済成長が停滞し、社会の中での格差が広がった時代でもあります。一人当たりの給与が伸びていないことから世帯ごとの所得も上がらず、共働きを選ばざるを得ない家庭が多いというのが実情です。

男性の子育て支援が課題

 男性の育児参画への意識が変わってきた一方、社会の受け皿はまだ整っていないのが現実です。男性の育児休業取得を義務化した企業や自治体もありますが、社会全体で見ると、男性が育児のために堂々と仕事を休むことは難しい状況があります。
 法制度をはじめ、社会全体で女性の社会進出を促してきたように、男性の育児を促進するためには、専門的な制度や仕組みづくりが必要です。これは男性の生き方を育児に限定させようというものではなく、その人次第で仕事も育児も選ぶことができ、多様な生き方が認められる社会を作るために必要な支援なのです。

自分の家族に責任と覚悟を持つ

 現在、育児不安や育児ノイローゼ、児童虐待といった問題を抱えるのは、統計上圧倒的に女性です。これは母親が一人で育児を行う「ワンオペ育児」による影響が大きいと言えます。また、近年の研究では、目標に向かって頑張ったり、他人とうまく関わったり、感情をコントロールしたりする「非認知的能力」は、幼少期の教育に影響を受けることがわかっています。この時期の育児には、母親、父親ともに重要な役割があります。こうした時代背景の中で、単に子育てを手伝うのではなく、自分の家族に対する責任と覚悟を持って育児に関わる「真のイクメン」が求められているのです。

この学問が向いているかも 保育学

大阪教育大学
教育学部 学校教育教員養成課程 家政教育コース 准教授
小﨑 恭弘 先生

先生がめざすSDGs
メッセージ

 教育の道を志す人の中には、高校時代から専門的な勉強をしようとする人もいます。しかし、そうした勉強は大学でできるので、むしろ高校時代にしかできないことを頑張ってください。
 クラブ活動に真剣に打ちこんだり、友だちとたくさん遊んで思い出を作ったり、ボランティア活動や地域の活動に関わったり、何にでも一生懸命に取り組む習慣をつけてください。そうしたことが人を育て、人としての魅力も作り上げるのだと思います。

先生の学問へのきっかけ

 小学生時代から子どもと遊ぶのが好きで、キャンプの引率などの活動を通して幼児が持つ可能性に触れていました。大学では幼児教育学を専攻し、保育園での実習が楽しかったことから保育士を志します。当時は男性の保育士が少なく、28歳のときに念願がかない、西宮市で初の男性保育士になりましたが、5年勤務して大学に戻り、研究と教育活動に従事します。また、専門知識と保育士・父親の経験を生かして、「ファザーリングジャパン」というNPO団体の結成にも携わり、現在も顧問として父親の育児に関する講演や支援活動に励んでいます。

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小﨑 恭弘 先生がいらっしゃる
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 本学は、我が国の先導的な教員養成大学として、教育の充実と文化の発展に貢献し、とりわけ教育界における有為な人材の育成をとおして、地域と世界の人々の福祉に寄与する大学であることを使命としています。この使命を達成するため、実践的な教職能力を養う優れた教員養成教育を推進し、豊かな教職能力を持って教育現場を担える学校教員を育成するとともに、学術と芸術の多様な専門分野で総合性の高い教育を推進し、高い専門的素養と幅広い教養をもって様々な職業分野を担える人材の育成をめざしています。