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細胞内情報伝達の仕組み

高校2年生 医学にとても興味がわきました。
高校2年生 普段の学校の授業ではおしえてもらえないことをおしえていただき、ありがとうございました。
高校3年生 高校の生物学の知識でわかる、最新の医学の研究についてのお話がきけてほんとうに良かったと思う。
高校1年生 学校では習わないことを講義で聞けたのですごく興味を持ちました。
高校2年生 とても楽しかったです。学校で習った生物ととても違っておどろいた。
高校2年生 生物の授業を取っていないから分からない事が多かったけど、先生の原因を追求していく強い意志が伝わりました。ありがとうございました。
高校2年生 いろんな物質による連携プレーで私の体は守られていると思うと細胞ってすごいなと思いました。
高校1年生 習ってないことがあったが説明は、わかりやすい。
高校1年生 リン脂質の親水性の部分は頭でっかちがあってそれで曲がったりできることがわかった。
高校2年生 難しくてよくわからなかった。
高校1年生 最近、生物の時間に習ったばかりの細胞について、より詳しくそして新しい概念のものを教えていただいたので、理解が深まりました。
高校2年生 臨床だけが医療でなく、物事の基礎を知ることで、数万人もの人を救う方法があること。本当に驚きました。
高校1年生 難しい話だったが、すごいものであるということは分かった。
高校1年生 細胞のことがよくわかった。
高校2年生 人間の神経について深く学べたし、人間は不思議なものだと感じました。
高校2年生 興味深い講義をありがとうございました。志望校目指してがんばろうと思いました。
高校2年生 医療は難しいことも多く、理解するのが大変でしたが、有意義な時間を過ごせました。
高校2年生 興味深い話でした。
高校1年生 エキソワーム等、知らないことが多かったので、もっと学んでいきたいなと思いました。
高校2年生 専門的な言葉もかみくだいた説明が多く、おもしろかったです。
高校1年生 内容はムズかしかったですが神戸大学の先生の話をきけて良かったです。
高校2年生 とてもおもしろかったです。ありがとうございました。
高校2年生 医学の今まで知らなかった道を知れてよかった。
高校1年生 全然まだ知らないことばっかりで難しかったです。エキリソームというのはすごいなぁと思いました。
高校2年生 学校で生物をとっていないので話が難しかったけど、スライドの話が興味深く、おもしろかったです。
高校2年生 “基礎研究”というぼんやりとだけ知っていた言葉の具体例の1つが分かってよかった。
高校1年生 少し難しい話だったが興味深い話題だった。
高校1年生 少し難しかったですが、がんや認知症などにも関わっているときいて、少し興味がわきました。
高校1年生 中村俊一先生の話を聞いて、細胞内情報伝達のしくみについて、知れたので、良かったです。
高校2年生 話が少し難しかったけど、とても興味をそそられた。
高校2年生 今授業でやってるようなところの内容と似た部分があってけっこう理解できました。新しいこともたくさん知れてとてもよかったです。
高校1年生 まだ授業では習っていない内容で、難しかったのですが、将来、何かの役に立てられたら良いなと思いました。ありがとうございました。
高校1年生 医学の深いところまで知れた気がします。最近はまっている細胞の話だったので楽しかったです。
高校1年生 どうやって、神経伝達しているのが分かった。伝達手段が3つあるとこに驚きました。
高校2年生 学校で習った時は特に何も思わなかった細胞膜がここまで奥深いものだったことに驚きました。
高校2年生 内容は難しかったが、とても充実した講義だった。
高校1年生 自分の体に関係しているものがこんな働きをしていると知れてよかった。
高校1年生 細胞膜について新しい発見があったおもしろい!
高校1年生 少し難しい内容だったけれど、医療は日々進歩していってるなと改めて実感できた。
高校1年生 わかりやすいスライドを用意して下さっていたので、とても楽しかったです。
その他 習ってないことがあったがこうぎは、よかった。

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関心ワード
  • 神経伝達物質 、
  • 神経 、
  • 記憶 、
  • 海馬 、
  • BSE(牛海綿状脳症) 、
  • 細胞 、
  • がん(癌) 、
  • 認知症 、
  • ホルモン

講義No.g006488

細胞の運命を決定する物質が解明されつつある!

細胞膜の役割がわかってきた!

 細胞の一番外側にある細胞膜は、細胞の外側と内側の環境を仕切る半透膜の性質を持ったものと考えられていましたが、これまでの研究で、脂質を中心に構成されており、そこから代謝される物質「脂質情報伝達物質(脂質メディエーター)」によってさまざまな細胞の運命を決定する情報が伝達されていることがわかってきました。
 この物質の中でも、スフィンゴ脂質と呼ばれる物質は、細胞の外の環境を敏感に関知・反応してスフィンゴシン1リン酸(S1P)という物質に代謝されます。

さまざまなシグナルを送る、脂質ホルモン

 S1Pは最近その機能がわかってきており、細胞から分泌されいろいろな臓器に到達し、そこで受容体を介してさまざまなシグナルを送る、脂質ホルモンという位置づけがされています。
 脳の記憶をつかさどる海馬(かいば)という部分がありますが、S1Pは海馬の神経細胞から興奮性神経伝達物質、グルタミン酸を放出させることが発見されました。これは、記憶や学習に非常に重要な役割を果たしているということで、海馬の機能障がいとして知られる認知症との関連が指摘されています。
 また、細胞間の情報伝達の役割をするエキソソームという物質は、がんや牛海綿状脳症(BSE)など遠隔の臓器へ広がったり、神経に影響を及ぼす病気に関係していますが、S1Pのシグナルは、そのエキソソームの中にタンパク質を運ぶ過程に重要な役割を果たしていることも報告されています。つまり、S1Pのシグナルが働かなければ、空っぽのエキソソームになり、その機能が果たせなくなるということです。

がんや認知症などの治療への期待も

 細胞の増殖や特殊な機能を持った細胞への分化、あるいは細胞死を選ぶようなシグナルを出す脂質メディエーター、S1Pの働きが生化学分野で明かされてきました。それをもとに、今後、認知症やがんの転移、自己免疫疾患、エイズウイルスの発症を遅らせる治療などへつながる研究への期待が寄せられています。

関心ワード
  • BSE(牛海綿状脳症) 、
  • 地域医療 、
  • 先進医療 、
  • 臨床医学 、
  • 生化学 、
  • 病理学 、
  • 解剖学 、
  • 医学

講義No.g006691

基礎・臨床を融合した「クリニシャン・サイエンティスト」をめざせ

基礎医学と臨床医学の違い

 基礎医学というのは、医学を学問的に研究するところで、臨床医学のように直接患者さんを診るということはしないというのが一番の違いです。基礎医学では、解剖学や生理学、生化学、病理学、微生物学などの分野で、病気のもとになるようなメカニズムを研究し、最終的には治療や創薬などを含めた臨床応用をめざしています。
 例えば、生化学分野では細胞膜を構成する脂質のあるものは、細胞の外の環境を関知しスフィンゴシン1リン酸という物質に代謝され、この成分がホルモンのような働きをすることがわかっています。この研究を基礎医学の分野で進めていくことで、がんの悪化やヤコブ病などのプリオン病の予防などにつながる治療の確立などへの期待が持たれています。

臨床も研究もできるリサーチマインドを持つ医師像

 これまで医学をめざす学問や養成課程では、基礎医・臨床医のどちらかになるという単純な分け方をしてきましたが、これからの医師像として、近年重視されるようになってきたのが、常にリサーチマインド、つまり研究の精神を持った「クリニシャン・サイエンティスト」というあり方です。普段は患者さんを診る臨床に携わっていても、ものすごく難しい疾患に当たった時などに自分で考えて研究をし、治療に役立てていくような、研究もできて患者さんも治す医師ということです。

大学の養成課程も変わっていく

 すでに大学によってはクリニシャン・サイエンティストの養成のために、大学院卒業後に基礎臨床融合教員として基礎医学分野で研究を続けるとともに、大学病院で臨床を行うという仕組みづくりを進めているところもあります。今後の高度先進医療や地域医療を担っていくためにも、研究の場にいても、臨床の場にいても、患者さんを治すためのリサーチマインドを持ち続け、実践できる医師が多くなり、活躍していくことが求められているのです。

この学問が向いているかも 医学、基礎医学、生化学

神戸大学
医学部 医学科 教授
中村 俊一 先生

メッセージ

 私は、病気で苦しむ人を助けるために医師になりたいと思い進学しましたが、恩師との出会いによって臨床医ではなく研究医の道に進むことにしました。恩師は、細胞内情報伝達物質の分野で世界的に著名な研究者でしたが、私は研究の手伝いをさせてもらっているうちに研究の魅力のとりこになったのです。
 あなたにも、大学に入ったら、きっと運命を変えるような出会いが待ち受けていると思います。その出会いを大切にして、最終的には自らが決断し、世界を視野にいろいろな方面で活躍してもらいたいと思います。

大学アイコン
中村 俊一 先生がいらっしゃる
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