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驚きの微生物―微生物と動物との関わり―

高校1年生 ウィルス学や生物学の大切さが分かりました。研究をしてみたいです。
高校3年生 生物に対する獣医学からの具体的なアプローチがわかってよかったです!もっときょうみがわきました!
高校2年生 獣医学についてとてもくわしくわかりやすく理解することができました。
高校3年生 微生物といっても多くの種類がありおそろしいものがあるとわかった。
高校1年生 ウイルスなどの治療法がより早くわかるとよいです!
高校3年生 普段から接している動物は、様々な微生物をもっていることがわかった。
高校2年生 獣医学部を目指す上で、知らないことも、多く知れたし、細菌なども気にしなければならないと勉強になった。
高校2年生 微生物と動物の密接な関わりがわかりました。もっと調べてみたいと思います。
高校1年生 ところどころわからない単語がでてきて理解できない所が少しありました。
高校3年生 獣医学の中にもたくさん分野があっておもしろそうでした。
高校2年生 細菌やウイルスなどのことを詳しく理解できた。
高校3年生 細菌などに、これまであまり興味はもっていませんでしたが、なかなかおもしろかったです。大きいウィルスはおどろきでした。
高校2年生 生物にえい響をあたえるものがあるので理解していきたい。
高校1年生 細菌についてよく分かったし、近年、大きなウイルスが発見されたと知ってびっくりした。
高校1年生 難しい話もあったが分かった所もあったのでそこは理解できました。
高校3年生 先生は頭が良くて話がとてもむずかしかったけれどますます入りたい気持ちが強くなりました。
高校1年生 学校では分からない所が知れてよかった。
高校1年生 微生物にとても興味がわきました。
高校1年生 生物について興味があったので、きいていておもしろかったです。
高校1年生 獣医にはいろいろな役割があるんだなと思いました。
高校2年生 とても興味がわきました。
高校2年生 非常にききやすかったです。
高校1年生 動物が持っている菌がヒトに病気をおよぼす原因となっていることに恐れを感じました。
高校1年生 動物が好きなので、動物たちのすこし怖い点を知り、よりよく付き合うにはどうしていけば良いのかを考えさせられました。
高校2年生 獣医のことがよくわかりました。
高校2年生 普段、ニュースなどで聞いているウイルスなどについてさらに興味がわきました。一生懸命勉強します。ありがとうございました。
高校2年生 狂犬病についての説明がわかりやすかったです。
高校2年生 細菌やウイルスはこわいと思いました。
高校1年生 とてもおもしろかった。生物についてより興味をもつことができた。
高校2年生 いろいろな病原菌についての話が聞けて、大学ではこんな専門的なことを学ぶんだなぁと思いました。
高校2年生 あまり微生物には知識がなく、興味がわかなかったが、話をきいて興味がわいた。良かった。
高校2年生 とても面白く前よりも興味を持ちました。新しいウイルスとか発見されてどんどん進歩していくなと思いました。
高校3年生 生物学に興味があり、講義を受けたのですが、細菌、ウイルスのことについても興味がでてきました。狂犬病の話に驚きました。
高校2年生 私は薬学部志望なのですが、将来、微生物の力を利用した薬品を開発したいと思っています。なので、今回の講義はとても勉強になりました。ありがとうございました。
高校1年生 もともと細菌など微生物には興味があるのでわかりやすい説明だと思った。一番ためになったのは、「E・コリ(大腸菌)」の名前の由来。
高校2年生 動物などに影響を与える細菌などがありその細菌に効く薬をつくりたいと思った。
高校3年生 狂犬病について知ることができた。わが国は死亡率が少ないのでこれからも続けていきたい。
その他 とても勉強になった。

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関心ワード
  • 耐性菌 、
  • カンピロバクター 、
  • ウイルス 、
  • 抗生物質 、
  • 家畜 、
  • グローバル化(グローバリゼーション) 、
  • 感染症 、
  • 細菌・バクテリア 、
  • 動物 、
  • 獣医学

講義No.g005530

グローバル化や豊かさによって、感染症が再び世界の脅威となった

感染症が再び世界を襲いはじめた

 先進国では、細菌やウイルスなどを原因とする感染症は、数十年前にすでに制圧されたと考えられていました。しかし1990年代に入るころから状況は変わりました。BSE、O157、SARS、インフルエンザといった感染症が各地で猛威を振るうようになったのです。グローバル化が進み、人や物の行き来がこれまでになく迅速・大量になったことで、地球上のどこかで感染症が発生すると瞬く間に世界中を駆け巡るようになりました。その感染源の多くが牛、豚、鳥といった家畜など、動物です。そのため、獣医学の立場から国際的に防疫対策を取ることが重要になったのです。

経済性を求めることで発生する感染症も

 これらは「新興・再興感染症」と呼ばれますが、近年注目されるものとして薬剤耐性菌があります。薬に対して抵抗力を持った菌の総称ですが、そのうち、発生源が動物のものが多くあります。その原因の一つは、牛、豚、鶏といった家畜を短期間で成長させるために飼料添加物として使われる抗生物質です。特に発展途上国においてこれが多用されることで、動物の体内に耐性菌が出現しやすくなります。それが人の食料を通して人間に感染するのではないかと考えられています。

人に感染するかどうかは容易にはわからない

 ほかにも問題となる例としてカンピロバクター感染症があります。原因となる細菌は、1900年ころから動物の体内にいることが知られていましたが、当時は人には感染しないと考えられていました。それが1960年代になって患者検体からも見つかったことをきっかけに、人にも感染することがわかってきました。どのような細菌やウイルスが人に感染するのか、また感染しても発症するかどうかなどわからないことが結構たくさんあります。食文化が多様になったことも、いろいろな感染症が発生している要因です。肉などを日常的に食べるようになったことで、さまざまな細菌やウイルスが私たちにも身近な存在になったのです。豊かさと表裏一体の問題とも言えるでしょう。

関心ワード
  • 肉 、
  • 厚生労働省 、
  • 牛 、
  • 食品 、
  • レバー 、
  • 殺菌 、
  • 大腸菌 、
  • 食文化 、
  • リスク

講義No.g005531

食品にリスクは必ずある。それを認識することが大切!

賛否が分かれた「生レバー禁止」

 2011年、富山県などの焼き肉チェーン店でユッケを食べた5人が死亡するという悲惨な事件が起きました。原因は、腸管出血性大腸菌O111でした。大きな社会問題となり、牛の肉を生で食べることのリスクが広く認識されました。その後、厚生労働省の調査によって、生レバーの内部でも腸管出血性大腸菌(O157など)が見つかりました。殺菌する方法はいまのところ加熱以外に見つかっていません。だから生レバーも危ないということで、2012年7月に、飲食店での生レバーの提供が禁止となりました。ただしこの禁止には賛否が分かれ、大きな議論を呼びました。

野菜も卵も、生で食べればリスクはある

 牛のレバー内部から腸管出血性大腸菌が実際に見つかることは極めてまれですが、リスクはゼロではありません。野菜、卵、魚などの生食は、日本では昔から広く親しまれてきた食文化です。では、野菜や卵にリスクはないのかと言えば、そんなことはありません。リスクがゼロではないからといって禁止するということを突き詰めれば「生で食べる」という文化そのものがなくなってしまいかねません。生レバーの提供禁止は、食肉業界への打撃も大きく、不満を持つ消費者も少なくありません。生産者と消費者の双方が食の安全と食文化について真剣に考えるきっかけになったのではないでしょうか。

リスクの存在を認識することの大切さ

 現在の日本では、あらゆるもののリスクが低く抑えられるようになっていますが、それは関係者の長年の努力でようやく実現したものなのです。例えば、オゾン滅菌した海水で魚介類を洗浄することや流通の各段階で8度以下の温度を保つことで、腸炎ビブリオ食中毒は激減しました。また、水道水で食品をよく洗うことで、塩素の力で殺菌できることも知られています。リスクゼロはあり得ません。リスクをやみくもに恐れるのではなく、どうすれば軽減できるのかを知って「食」の安全・安心を考えることが大切です。

この学問が向いているかも 獣医学

大阪府立大学
生命環境科学域 獣医学類 教授
山崎 伸二 先生

メッセージ

 高校では、答えのある問題に対してその答えを如何に早く見つけだすかを学んでいることでしょう。しかし大学では、自分で問題を設定し、その解決方法を見つけだすことを学ぶことが求められます。獣医学類の受験生には、将来は動物の病気を治す獣医師になりたいという人が多いと思いますが、獣医学はとても幅広い学問です。例えば、私が取り組んでいる食の安全や感染症の問題も獣医学で扱います。食の安全や感染症の分野で国際的に活躍できるエキスパートをめざしませんか? ぜひ、大阪府立大学の獣医学類の受験に望んでください。

先生の学問へのきっかけ

 高校時代はあまり勉強熱心な生徒ではありませんでした。このままでは終わりたくないと思い、大学時代はそれまでになく勉強に打ち込みました。すると運良くよい恩師にも巡り合うことができ、生き方についても、研究についても、素晴らしい教えを受けたことで、気持ちに火が付きました。最初は薬剤師になろうと考えて薬学部に入りましたが、ある教授の影響を強く受けて、博士課程から医学系の細菌学へと方向を変えました。自分の研究が世界の人々の役に立つことを知り、「ますますがんばろう」という思いが強くなり今日までやってきました。

大学アイコン
山崎 伸二 先生がいらっしゃる
大阪府立大学に関心を持ったら

 公立大学法人大阪府立大学は、2005年、大阪府立大学・大阪女子大学・大阪府立看護大学の3大学が統合してスタートしました。
 そして2012年、公立大学法人大阪府立大学は「国際・多様・融合」をキーワードに、7学部28学科から4学域13学類体制にカリキュラムを再整備しました。加えて、大学院7研究科も19専攻から21専攻へと、研究分野をより充実させます。
 広大な敷地と最新の設備を整え、恵まれた教育・研究環境を学生の皆さんに提供し、高度研究型の総合大学として人材育成に努めています。